プラスアルファで必要となる能力と特質

システムエンジニアとして働くには、スキルや知識以外のプラスアルファの能力が必要です。

その1つは、ヒアリング能力です。
ヒアリングする時には、ただ話を聞くというのではなく、顧客の要望を聞き取り、課題を見つけ出せるような聞き方をする必要があります。
提案力も必要で、課題を解決するための的確な提案ができなければなりません。
また、相手がITに疎い場合もあるので、わかりやすく説明できるということも必要です。

システムエンジニアは、開発中にトラブルが発生した場合に、的確に対処する能力も必要です。
プログラマーなどに指示を出し、同時に顧客への対応もできなければなりません。

IT技術は年々進歩していくので、新しい技術や知識に絶えずついていく必要があります。
それでシステムエンジニアには、向上心が求められます。
現状で満足してしまうと、自分の知識やスキルがいつの間にか古臭いものになってしまい、市場価値が落ちてしまいます。

精神的な強さも必要です。
開発が順調に進まないこともあり、顧客からのクレームなどにも対応しなければならないからです。
落ち着いて冷静に対応できる人は、システムエンジニアに向いています。

チームの中で働くので、協調性やコミュニケーション能力も必要とされます。
チーム全体のことを見ながら、指示を出したり、問題解決をしていきます。
コミュニケーション能力は、話す能力も大事ですが、相手の話に耳を傾けて気持ちを理解しようとする姿勢のほうがより重要です。
こうした能力があれば、システムエンジニアとして、チームの中でスムーズに仕事ができるでしょう。