特に需要が増している分野とは

IT市場が拡大し続けている一方でIT人材は不足しおり、システムエンジニアの需要は増しています。
システム開発を行う企業だけでなく、他の業種でもIT化が進んでいるため、システムエンジニアは、ますます必要とされる人材になっています。

たとえば、金融機関や製造業、生命保険会社、メーカー等では、社内にシステムエンジニアを置くところが増えています。
外部に依頼すると、時間がかかり、システム構築のノウハウも蓄積できないためです。
社内に、社内システムに精通した人材がいれば、企画や開発はもちろん、保守や運用を任せることができます。

スマートフォンも急速に普及しているので、スマートフォンアプリの開発やそれに関連した業務が増加。
その点でも、システムエンジニアの需要が高まっています。

システムエンジニアが活躍できる別の分野は、AIの分野です。
医療分野でもディープラーニングというAIの技術が使われており、クレジットカード分野では、不正使用を見つけ出し、カードの使用を停止するといったことにもAI技術が使われています。

システムエンジニアがAIの分野で働くには、機械学習とディープラーニングを学び、プログラミング言語のPythonも習得する必要があります。
これらの知識やスキルを持ったシステムエンジニアは、AIの発展と共に、非常に貴重な人材になることでしょう。

もう1つは、情報セキュリティ分野です。
近年、サイバー攻撃の複雑化により、より高度な知識やスキルを持つエンジニアが必要とされています。
情報セキュリティマネジメント試験などの資格を持ったシステムエンジニアは、有利に仕事を見つけられるでしょう。